「ケーキ屋の原価率ってどれくらい?」
「個人店のパティスリーはどのくらい利益が出るの?」
これからケーキ屋を開業したい人が気になるのが、原価率だと思います。
今回は、実際に個人店のケーキ屋を経営している立場から、リアルな原価率と価格設定の話を紹介します。
- ケーキの原価率
- 焼き菓子の原価率
- 開業前に悩んだ価格設定
- 値上げしていったリアルな経緯
かなりリアルな話になるので、これから開業を考えている方の参考になれば嬉しいです。
■ ケーキ屋の原価率はどれくらい?
うちのお店の場合、現在の原価率はこのくらいです。
- 生菓子: 約30%
- 焼き菓子: 約20%
これは開業してから調整していった結果の数字です。
ただし、最初からこの原価率だったわけではありません。
■ オープン前は原価率30〜40%
実はオープン前は、もう少し高い原価率で営業していました。
飲食店の原価率の定番は30%
この原価率で商品価格を計算してみたところ、ほとんどのケーキが600円以上になってしまいました。
まだ知名度のない新しいお店で、この価格は高すぎるのではないか…。
「こんなに高いと買ってもらえないかもしれない」
そんな不安がかなりありました。
その結果、オープン時は原価率40%のケーキもあり、予定よりも安い価格で販売をスタートすることになりました。
■ 安くしすぎて後悔…徐々に値上げ
実際に営業を始めてみると、だんだん気づいたことがあります。
「ちょっと安くしすぎたかもしれない…」
材料費はどんどん上がっていますし、このままではお店を続けていくのが大変になります。
そのため現在は、少しずつ価格を見直しています。
ケーキは徐々に値上げを行い、焼き菓子については新商品から原価率を下げて調整しています。
開業前は「高すぎたらどうしよう」と思っていましたが、意外とお客様は値段を気にせず購入してくれます。実際に営業してみないと分からないことも多いと感じました。
■ ケーキの原価率は約30%
生クリームやフルーツを使うケーキは、どうしても原価が高くなります。
特に最近は
- バター
- 生クリーム
- チョコレート
- フルーツ
などの価格がかなり上がっています。
そのため現在は、ケーキの原価率を30%前後を目安にしています。
例えば500円のケーキなら、原価は150円くらいというイメージです。
もちろん商品によって原価率は多少変わります。
■ 焼き菓子は原価率20%くらい
焼き菓子はケーキより日持ちするので、原価率は少し低めに設定しています。
現在は約20%を目安にしています。
例えば1000円分の焼き菓子なら、原価は200円くらいです。
焼き菓子は日持ちするのでロスが少なく、お店の経営を支えてくれる大事な商品だと感じています。
■ ケーキ屋は原価だけでは決まらない
よく「原価率30%なら利益70%」と思われることがあります。
でも実際はそんなに単純ではありません。
ケーキ屋には
- 光熱費
- 包装資材
- 設備費
- 税金
など、さまざまなコストがあり、純利益はほとんどありません。
さらに個人店の場合は仕込み時間も長く、労働時間もかなり多くなります。
そのため、原価率だけ見て「儲かりそう」と思うと、実際にはかなりギャップがあるかもしれません。
■ まとめ|ケーキ屋の原価率は30%前後が目安
うちのお店の現在の原価率は
- 生菓子:約30%
- 焼き菓子:約20%
という感じです。
ただ、最初からこの数字だったわけではなく、開業してから少しずつ調整してきました。
ケーキ屋は華やかな仕事に見えますが、実際は長時間労働の上、儲けがほとんどない仕事だと感じています。
これから開業を考えている方の参考になれば嬉しいです。


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