「このまま人気店になると思った」
これが、開業して最初の数ヶ月の正直な気持ちです。
12月にオープンして、1月・2月・3月と売上は順調に伸びていきました。
特に3月は想像以上に売れて、
「このままいけるかも」って本気で思ってました。
でも現実は、そんなに甘くなかったです。
ケーキ屋の1年|売上データ公開
1年目の売り上げはざっとこんな感じ。
12月オープンなので12月から書いてます。
12月:50万
1月:60万
2月:60万
3月:80万
4月:60万
5月:60万
6月:50万
7月:50万
8月:45万
9月:35万
10月:45万
11月:60万
最高:3月 80万円/最低:9月 35万円(差45万円)
同じお店でも、ここまで差が出ます。
順調だったはずが、一気に失速
3月までは右肩上がり。
連日完売が続き、一番人気のシュークリームは開店直後に来ないと買えないくらいでした。
でも4月に入った途端、流れが変わりました。
明らかにお客さんが減って、
「あれ?」っていう感覚。
ここで感じたのは、
売上は“実力の積み上げ”だけじゃなく“タイミング”にも大きく左右されるということでした。
夏・秋が想像以上に厳しかった
夏〜秋は本当にきつかったです。
3時間お客さんが来ない日なんて普通にある。
そんな日は、娘と遊んで過ごしていました。
正直、売上的には厳しいけど、
娘にとってはママがたくさん遊んでくれて、こっちの方が嬉しいのかもしれません。
ただ、
「時間に余裕がある=経営としては危険信号」という現実でした。
冬は飛ぶように売れていたシュークリームですら余るようになり、
「同じ商品なのに、こんなに変わるの?」と驚きました。
つまり、
商品力だけでは売れず、“季節との相性”が売上を左右するということです。
夏向けにゼリーも試作しました。
青空をイメージした“青空ゼリー”。

サイダー味にしたかったのですが、
炭酸が飛んでしまって思うような仕上がりにならず断念。
旦那のお眼鏡にもかなわず、商品化は見送りに。
結果的に、夏も冬とほぼ同じラインナップで営業していましたが、
ここは明確な改善ポイントだと感じています。
今年は見た目も涼しげな夏メニューをしっかり作れたら、売上も変わるのではと考えています。
イベントはやれば売れるわけじゃない
イベント=売れる、と思っていました。
でも実際は違いました。
ハロウィン:大失敗
パッケージや限定メニューも用意して準備しましたが、
ほぼ売れず。
正直、労力に見合わなかったです。
ここから学んだのは、
「イベントでも“地域性”や“需要の強さ”によって結果は全く変わる」ということでした。
来年はやらないと思います。
クリスマス:爆発的に売れる
一方でクリスマスは別格。
1時間でケーキが売り切れました。
これは、
「買う理由が明確で強いイベントは圧倒的に強い」という典型例でした。
クリスマスはいつもの5倍ぐらいケーキ出したいけど…。
ケーキは旦那1人で製造しているため、
来年どこまで数を増やせるかは大きな課題です。
バレンタイン:工夫して成功
2月はバレンタインがあるので2月1日からバレンタインメニューの販売を開始…が、全く売れない。
「えっ?バレンタインって前もって買っておくものじゃないの?」
と思いつつ10日が経過。
全然売れないから追加分を作るのやめて、「来年はバレンタイン限定メニュー要らないな。」と思っていました。
そうしたら、2月11日から
「チョコないの?」って問い合わせが多数。
どれだけ売れるか検討もつかなかったので受注生産にしました。
その結果、ロスを出さずにしっかり売ることができました。
ここから分かったのは、
バレンタインは直前になってからじゃないと売れないということでした。
来年は2月10日から販売でも間に合いそうです。
母の日は売れる
4月から売り上げが落ち込み始めて、仕込みの量を少し減らしていた時期。
母の日だけ飛ぶように売れてびっくり。
母の日舐めてました笑。
来年は母の日だけたくさん仕込む予定。
一方で、父の日は売れるけどそこそこって感じ。
母と父と差を感じて世の中のお父さんどんまいって思いました。
3月は焼き菓子需要がアップ
ホワイトデーに特別な限定メニューは作らなかったものの、
焼き菓子がとにかく売れる。
これは、3月はホワイトデーに加えて卒業や異動などで、
「配る・贈る需要」が強い時期だから。
数字で見えた「本当にやばい月」
体感では7月、8月あたりがきついと思っていました。
でも実際の数字を見ると違いました。
一番やばかったのは9月。
9月は35万円。
夏場が売れないって記憶だったのにデータで見ると8.9.10月が売り上げ落ち込んでる。
8月はお盆、9月はシルバーウィーク、10月はハロウィンがあるにも関わらず。
ここから分かるのは、
「感覚」ではなく「数字」で判断することの重要性です。
この1年で分かったこと
ケーキ屋はイベントと季節に強く左右される仕事。
そしてもうひとつ。
やみくもに頑張っても売れるわけじゃない。
・季節に合っているか
・需要があるタイミングか
・労力に見合っているか
このバランスがとても大事でした。
つまり、
「頑張る方向」を間違えないことが何より重要だと感じています。
それでも続けたいと思えた理由
売上が落ちると、不安になります。
でも、忙しい時期を経験すると、
「ちゃんと求められている仕事なんだ」
そう思える瞬間があります。
楽ではないけど、やりがいはある。
波があるからこそ、うまくいった時の嬉しさも大きい。
だからこそ、次はもっと良くしたいと思える仕事です。
今は2年目を迎え、新商品や焼き菓子ギフトなど試行錯誤して売り上げが伸びるよう励んでいます。
夏の売り上げを上げる方法がわかったらまたブログに書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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