私は夫婦でケーキ屋を営んでいます。旦那がオーナーパティシエで、私は接客や広報、焼き菓子を少し担当しています。
お店をオープンしたのは、娘が生後5ヶ月のとき。開業が決まったときは、まだ妊娠もしていませんでした。
今は1歳半になり、お店の一角にベビーサークルを置いて一緒に働いています。オープンしたばかりの頃は、おんぶしながら店頭に立っていました。
この記事では、子育てしながらお店を続けるリアルな大変さと、それでも辞めたいと思わない理由を正直に書いていきます。
子育てしながらお店を続けるのは、想像以上に大変だった
大変な理由① 手が離せない仕事と育児が同時進行
ケーキ屋の仕事は、意外と「途中で手を止められない作業」が多いです。
例えばメレンゲクッキーの袋詰め。湿気に弱いので、作業中は絶対に手を離せません。
そんな時に限って娘が泣くんですよね。
抱っこしたいのにできない。仕事も止められない。この瞬間は本当に心が痛みます。
オープンしたばかりの頃は、おんぶしながら接客していました。赤ちゃんと一緒に働くのは幸せですが、体力的にはかなりきつかったです。
大変な理由② 仕事時間が増えすぎて休みがなくなった
独身時代は歯科衛生士として働いていましたが、子どもが生まれてから自営業になり、仕事時間は圧倒的に増えました。
自営業は定休日でも仕事があります。仕込み、発注、SNS、ブログ…。お店を休んでも「完全な休み」はありません。
子育てと仕事、どちらも終わりがない感覚です。
大変な理由③ 睡眠不足と朝の忙しさ
夜中も起きてて、昼間も働く生活。今は娘が連続で3〜4時間寝てくれるようになりましたが、それでも睡眠時間は十分とは言えません。
私は夜型なので夜中に起きているのは平気なのですが、朝が本当に弱いです。
でもケーキ屋は朝が一番忙しい。体質と仕事の相性が悪すぎて、毎朝修行のようです。
大変な理由④ 仕事と育児、どちらにも罪悪感を感じる
焼き菓子を作らなければいけないのに、他の商品もある。今日は無理…と品切れのまま営業した日もあります。
逆に、子どもを放置してお菓子を作ってしまうこともあります。
仕事対してはほとんど罪悪感はありません。無理なもんは無理!って。
でも、子どもには罪悪感がたくさんあります。
元々外に出るのが好きなタイプではないので、娘をあまり外出させてあげられていません。
「もっと連れて行ってあげた方がいいのかな」と、ずっと心のどこかで思っています。
行きたいけど体力の限界で…。
親が罪悪感を感じやすい心理
子育てと仕事を両立していると、どちらにも十分に向き合えていないような感覚になりやすいです。
これは「親はこうあるべき」「仕事はこうあるべき」という社会的な理想像を自分の中に取り込んでしまうことで起こる心理現象です。
実際には、育児も仕事も100%完璧にできる人はいません。それでも続けているという事実だけで、十分すぎるほど頑張っていると心に言い聞かせています。
それでもお店を辞めたいと思わない理由
正直、全然儲からないし、長時間労働で割に合わないです。
それでもお店を辞めたいと思ったことはありません。
一番の理由は、自宅兼店舗で「家がそのまま職場」だからです。
会社員だったら、通勤して保育園に預けて、仕事して、また迎えに行って…という生活になりますよね。
でも今は、営業中もパパとママが同じ場所にいて、娘もすぐそばにいます。
家が職場って、正直めちゃくちゃ最高です。
旦那は午前3時から仕込みを始め、休みの日もずっと厨房にいます。それでも買い出しやゴミ捨てに行ってくれて、寝る前には必ず娘との時間を作ってくれます。
控えめに言って神です。
自営業ママのリアルな1日のスケジュール
- 8:00 お店でケーキのフィルム巻き(娘が起きていなければおんぶで作業)
- 9:30 一旦2階(自宅)でご飯
- 10:00 オープン、店番しながら娘と遊ぶ
- 16:30 夕飯作り
- 18:00 閉店、夕飯・お風呂・洗濯
- 21:00 おんぶで寝かしつけながら自分の歯磨き
- 22:00 インスタ予約投稿やブログ作業
夜型なので眠れなくて2時くらいまで起きてる日もザラにあります。
自営業は時間の自由がある反面、仕事と生活の境界がほぼありません。
子育てしながらお店を続けてよかったこと
一番よかったのは、仕事をしながら娘と一緒に過ごせることです。
お客様に「かわいいね」と声をかけてもらえるのも嬉しいです。
自営業は大変ですが、「自営業最高」と本気で思っています。
まとめ:大変だけど、後悔しない働き方
子育てしながらお店を続けるのは、体力的にも精神的にも大変です。
それでも、家族で同じ場所にいられる働き方は、私にとって何よりも大切です。
子どもにとって一番大切なのは、完璧なママではなく、笑っているママだと思っています。
子育てと仕事の両立が難しくて悩んでいるなら、迷わず子どもとの時間を優先してあげてほしいです。
仕事はあとから取り戻せても、子どもとの今の時間は今しかありません。
ママが笑っていること。それだけで、子どもにとっては十分すぎるほどの愛情だと思います。


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